一例を挙げてみよう。怪しげなWebページ上に現れた、人気のある旅行サービスWebサイト「orbitz.com」の広告の元をワン氏らがたどってみたところ、正規の広告主と問題のある検索スパム・サイトとの間に、5つもの層が挟み込まれていたという。
例えば、orbitz.comのようなサイトを運営している企業が、シンジケーターから広告を購入したとする。シンジゲーターは、トラフィック量の多いWebページ上のスペースをアグリゲーター(仲介業者)から購入する。
続いて、アグリゲーターがスパム業者から“トラフィック”を購入する。スパム業者は、携帯電話の着信メロディや処方薬といった製品を掲載する「入り口」ページを何百万件と作成し、検索エンジンの高ランク入りをねらう。ユーザーのブログにコメントを残して、URLをばらまくといった手も使われている。
こうしたリンクをユーザーがクリックすると、入り口ページはユーザーをほかのページへ誘導し、同ページの管理者は、グーグルの「AdSense」プログラムなどが提供しているペイ・パー・クリック型(クリック保証型)広告システムを通じて広告収入を得る、という仕組みだ。
— 【COMPUTERWORLD.jp】 マイクロソフトの研究者ら、「検索スパム」の仕組みを解明 。スパム業者の巧妙な手口が明らかに (2007年03月20日)